日本の平均的な年間降水量は1,500mm〜2,000mmで多雨地域では4,500mm以上にも達します。ですから「耐水性」は屋根材の必須条件。
瓦は茶碗や皿と同様、陶器質でほとんど吸水しません。しかも陶器質特有の滑らかさで瓦表面の雨走りが良く、形状も雨を素早く流し落とすようにデザインされています。もちろん、屋根下地を含めて屋根全体としての耐水設計・耐水工法も確立されています。 |
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漏水テスト |
防水性能試験 |
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標準的な施工法で作成したモデルを試験用ボックス内に設置して漏水テストを実施。
その結果、降雨試験(1時間当たり180mm の降雨量を想定)、台風を想定した強風雨試験(風速30m・1時間当たり180mm の降雨量を想定)でも異常は認められませんでした。
また、JASS12 に示された「屋根の防水性能の検証において屋根葺材の水密区分の判定に用いる評価試験」も実施し、強雨に対する水密性、強風を伴う降雨に対する水密性とも、高い評価を得ており、三州瓦の確かな防水性能が認められています。
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吸水テスト |
吸水率(%) |
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各試料を110 ℃の乾燥器内に24時間以上おいた後、水温15〜25度の清水中に24時間以上浸して吸水率を調査。
その結果、三州瓦の吸水率はJIS規格で定められた12%以下を大きく下回る5.8% という、優れた吸水率を確認しました。
また、施工時には、滑らかな陶器質表面と、流れ落ちの良い瓦形状による相乗効果で、優れた防水性を発揮します。 |
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